【懐かしの記録】90年代・渋谷のパチンコ店事情まとめ

1990年代の渋谷は、音楽・ファッションの最先端として知られる一方、無数のパチンコ店がひしめく「遊技の街」でもありました。渋谷駅周辺から道玄坂・センター街にかけて、個性的なホールが立ち並び、今では消えた「昭和～平成のにぎわい」を感じさせてくれます。
代表的なパチンコ・スロット店（1990年代前半）

バンビ（明治通り沿い）

ジャンボ（明治通り）

丸大キング（西武百貨店の向かい／マクドナルド地下）

トーオー（道玄坂、後に複数展開）

たんぽぽ（宮益坂）

白鳥（センター街）

ホワイトバード、キャット（道玄坂の小路）

アルファ（JR渋谷駅ガード近く）

これらの店舗は、まだ「3号機～4号機」時代のシンプルなパチスロや、CR機以前のパチンコが主流だった時代を支えました。


マルハン・エスパスの台頭（中期～後期）

1995年にオープンした「マルハン渋谷店」は、接客や清潔感で従来のホールイメージを一新。その後「エスパス日拓」が複数の店を展開し、ガラス張りの外観とドル箱タワーで“勝ち組の象徴”として注目を集めました。

マルハン渋谷店（1995年開業）
https://www.maruhan.co.jp/


エスパス日拓 渋谷本館
https://www.nittaku.jp/hall/1536/


激動の渋谷パチンコ業界（後期）

1998年以降は規制強化や射幸性の抑制によって、小型ホールの閉店が続出。4号機の爆裂AT時代を支えた一方で、宇田川町・道玄坂エリアでは以下のような店が閉店・統合されていきました。

BBステーション渋谷店


ガイア渋谷店／ガイア渋谷2


コンサートホール渋谷



楽園渋谷道玄坂店（2011年開業）
https://rakuen777.com/hall/1140

マルハン渋谷店も2016年に閉店し、渋谷のパチンコ全盛期は事実上幕を閉じました。



参考元・歴史をたどる記録

「パチンコ店今昔物語 渋谷編」
https://blog.goo.ne.jp/yama519/e/253bbd6cd0108a6b69f43aa3890ea9a5


「渋谷パチンコ店の歴史」
https://ameblo.jp/yomota/entry-11369311035.html


「パチンコ業界の衰退と再編：ガイアとエスパスの競争」
https://pachinkovillage.com/news/?p=119755


編集後記

90年代の渋谷は、今では想像できないほど“パチンコ密集地帯”でした。マルハンパチンコタワー、センター街の白鳥、道玄坂のキャット……どのホールにもそれぞれの「物語」がありました。いまはもう姿を消したこれらの店も、誰かの青春や勝負の記憶を刻んでいます。

この記録が、当時を知る方には懐かしく、知らない方には興味深い発見となれば幸いです。

参考