パチンコのボーダーラインについて。


Wikipediaによると、パチプロの石橋達也さんが提唱した損益分岐点とある。つまり投資とリターンがブラスマイナス0になる数値。パチンコの場合は千円あたり(250玉)で計算される。


ちょっと具体的に説明しよう。


仮に、1/300で初当り平均出玉が4000玉の台があったとする。

この場合は4000玉で300回転まわせる数を、千円単位にしたものがボーダーラインとなる。

まず、4000玉は16000円。千円が16回分だ。それで300を割る。

300÷16で、18.75が千円あたりのボーダーラインとなる。

がしかし、これは投資玉数に対する払い出し玉数のボーダーラインだ(※)。等価交換ならこれを収支のボーダーに用いるが、換金ギャップがあるとそうはいかない。

換金ギャップがある場合は持ち玉比率を掛け合わせてボーダーラインを算出する。


たとえば、貸玉4円、換金が2.5円とする。ボーダーラインが18.75で持ち玉比率7割が見込める場合(通常回転2000回のうち持玉遊技が1400回転)、収支がトントンになるボーダーラインは22回転強だ。

換金ギャップがある場合、現金投資時の期待値と持玉遊技時の期待値に差がでる。なので、それぞれの遊技割合を加味して収支がトントンになるボーダーラインを算出する。

※一般的に『等価ボーダー』と呼ばれている。高換金率かつ貯玉再プレイ無制限がありふれた今、これで期待値を算出するのが楽だと思う。